2017年8月25日金曜日

11月12日「はかるシンポジウム」開催

2017年11月12日(日)に、大阪市計量検査所の主催で「はかるシンポジウム」が開催されます。
今日、プレス発表がありました。
 http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/keizaisenryaku/0000408461.html

実はわたくし、この「はかるシンポジウム」で、パネルディスカッションのパネリストを務めさせていただきます。

こちら↓が「はかるシンポジウム」の詳細(チラシ)です。
事前申し込みが必要ですが、
どなたでも無料で参加できます(応募多数時は抽選)。

パネラーのお話しをいただいてから、私自身も「はかる」ということに思いを巡らせたり、勉強をしたりしてきたのですが、
「はかる」ことはとても奥が深くて、
歴史も興味深くて、
科学の分野では最先端の研究が世界中でされていて、
おもしろい分野だなあと思っています。

しかも、今回のシンポジウムのパネラーのみなさんをご覧ください!
さまざな分野、さまざまなお立ち場の方から、それぞれの「はかっている」ことについてお話しが聴けそうです。
私自身も、とっても楽しみにしています。
「新たな発想」を求めている方にも、おススメです。

さあ、ぜひお申し込みください。
申し込み締め切りは10月13日です。
会場(りそな銀行大阪本社ビル)でお会いできますことを、楽しみにしています。

「はかる」ということ 2017年8月20日のブログ
 http://takegawayukiko-blog.blogspot.jp/2017/08/blog-post_20.html

2017年8月20日日曜日

「はかる」ということ

この度、あるご縁をいただいて、「はかる」ということにも向き合っています。
 このご縁は、もう少ししたらお知らせできるはずです。

昨日の友の会の月例会では、
「はかる」ということ
と題して、45分間のトークをさせていただきました。

体温を測ったり、体重を測ったり、
会員さんからは「血圧を測ってきた」とか「血糖値を測ってきた」というお声もありましたが、
私たちは毎日、いろいろなものを測っていますよね。
数値を測ることもあるだろうし、だいたいこれくらいかな?という目安ではかるものもありますね。

経済産業省は、
「はかること(計量制度)は、貨幣制度と同じくらい経済活動の根幹をなす制度」と言っています。
http://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun/techno_infra/keiryougyousei.html

そして、はかることに必要なことは、
■信頼性
■国際的な同等性の確保
■標準の普遍性、国際整合性、中立性

そのために、
世界では、国際単位系(SI)という共通ルールがあって、
日本では、経済産業省や国立研究開発法人産業技術総合研究所、そして各自治体の計量検査所などで、ルールのチェックなどが行われています。

そして、1kgが1kgである基準を作るために、最新の研究が世界中の科学者によって行われている、という最先端の研究分野でもあります。

勉強すればするほど、どんどん深みにはまっていく...
おもしろくて、難しい分野です。

さて、ときどき、ニュースなどで、
「中心から半径90キロ以内では風速25メートル」
「42ミリの激しい雨を観測した」
というのを聞きますが、キロミリも単位ではありません(単位に付く接頭語です)。
 https://www.nmij.jp/library/units/si/
「前後の文章から、単位はわかるでしょ」ということでしょうか。

42ミリメートル
42ミリリットル
どちらもあり得そう...

雨量計は、ミリメートル だそうです。
 気象庁「よくある質問」より
 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq1.html#3

はかること、単位のこと、など、このご縁をきっかけに、みなさんと楽しく考えてみたいなと思っています。

2017年8月19日土曜日

みなさんのレポートは自由研究のヒントに

おうちで紫キャベツの実験したら、写真を送ってくださいキャンペーン
 http://takegawayukiko-blog.blogspot.jp/2017/05/blog-post_50.html

大阪市立科学館公式ホームページからも、みなさまからいただいたレポートが見えるようにしています。
(私のホームページにリンクしています)
 http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/~yukiko/murasakicampaign.html

さらに!
レポートをクリックすると、拡大したレポートを表示して、レポートの文章を読めるようにしています。

サイエンスショーをご覧いただいて、それぞれの方が個性豊かな実験や着眼点に進化されている様子を、お楽しみください。
きっと、みなさんの自由研究の参考にもなるはずです。

サイエンスショー「むらさきキャベツの大実験!」
詳しくは、第115回 「大人も子どもも、紫キャベツ!」2017年8月1日
 http://www.sci-museum.jp/staff/?p=128
をご覧ください。

2017年8月13日日曜日

今年もやります プラスチック×アート

今年も、
10月1日(日)に、プラスチック×アート ワークショップを開催します。
今回もプラスチック・アーティスト、当銀美奈子さんとコラボさせていただきます。
今回は...
たまごパックで...
お花を...
つくります!
たまごパックだったんですか?!
と疑ってしまうくらい美しいですよね。
当銀さんの作品は、いつもどれも美しくて、感動します。

科学と芸術は、意外に近い分野。
このことを、今回のワークショップでもたくさんの方と共有できたらいいなと思っています。
10月1日(日)、いっしょに化学と芸術のコラボレーションを楽しみましょう。

プラスチック×アート ワークショップの詳細は、こちらをご覧ください。
 http://www.sci-museum.jp/event/#pl409
今回は、事前の申し込みは不要です。
当日、先着50名の方が、ワークショップに参加していただけます。
小学生は、必ず保護者の方といっしょに参加してくださいね。
(ハサミの使い方が、ちょっぴり難しいです)


大阪市立科学館研究報告 27(2017),岳川有紀子,「化学と芸術の異文化交流から見えてきたこと」
 http://www.sci-museum.jp/files/pdf/study/research/2017/pb27_203-208.pdf

2016年10月30日のブログ「プラスチック×アート ワークショップが終わりました」
 http://takegawayukiko-blog.blogspot.jp/2016/10/

2017年8月9日水曜日

自由研究サポートブック第5版販売スタート

自由研究の宿題になやむ子どもたち・保護者の方のために、
自由研究を苦しみではなく楽しみにしていただくために、
2010年に私が作ったミニブック「自由研究サポートブック」。

先日から第5版の販売がスタートしました。
これまで5000人以上の方に購入していただいたということになります。
買っていただいたみなさま、ありがとうございました。

5000人以上の方の悩みや苦しみが、軽くなって、
そして楽しいものに変化していたら、
こんなに嬉しいことはありません。
使い心地は、いかがでしたでしょうか。

この「自由研究サポートブック」には私がこれまで経験した実験の中で、
小学生~中学生が(もちろん大人の方も楽しめると思います)、
特別な道具や薬品が不要で、
化学的なしくみも比較的考えやすい、
5つの化学実験を載せています。

ぜひ、ご家庭で化学の実験を楽しんでください。

ミニブック「自由研究サポートブック」は、当館のミュージアムショップで(のみ)、1冊100円(税込)で販売しています。

2017年8月8日火曜日

おうちで紫キャベツの実験したら、写真を送ってくださいキャンペーン

今日、出勤したら、2通のレポートを受信。
週末に大阪市立科学館でサイエンスショー「むらさきキャベツの大実験!」を見ていただいて、さっそく実験をしていただいたようです。
ありがとうございます!
とっても嬉しいメールです。
さっそくレポートにまとめさせていただきました。
さらに、サイエンスショーコーナーにも、さっそく掲出させていただきました!

みなさんからいただいたレポートを見る方法
このブログをパソコンで表示していただくと、
左側のサイドバーに、これまでいただいたすべてのレポートを並べています。
(スマホでは、このサイドバーが表示されません;私だけかな??)
また、レポート画像をクリックすると、レポートが拡大するようにしてみました。

科学館公式ホームページから
  http://www.sci-museum.jp/science/

サイエンスショー「むらさきキャベツの大実験!」と「おうちで紫キャベツの実験したら、写真を送ってくださいキャンペーン」についての詳細はこちら↓

大阪市立科学館「スタッフだより」第115回 「大人も子どもも、紫キャベツ!」
 http://www.sci-museum.jp/staff/

みなさんもぜひ、「むらさきキャベツ」の実験を楽しんでみてください。

2017年8月6日日曜日

サイエンスショー「花火の化学」の動画を公開しました

2000年に私が開発したサイエンスショー「花火の化学」。
昨年リバイバルした際の演示を、YouTubeにて公開しました。
去年のサイエンスショーを見逃しちゃった方、
もう一度見たい!と言ってくださる方、
知り合いに紹介したかってん!と言ってくださる方、
などなど、みなさま、ぜひご覧ください。

【動画】サイエンスショー「花火の化学、大実験!」2016年版
 動画 サイエンスショー「花火の化学、大実験!」2016年版

昨日は、なにわ淀川花火大会でしたね。
大阪市立科学館からもチラっと見えるのですが、
私は、地元、生駒の花火を見に帰りました。
30分くらいの小さな花火大会ですが、花火と、花火の化学を楽しみました。

2017年8月5日土曜日

私の体の元素の数

展示場の4階に「原子体重計」という展示があります。
 http://www.sci-museum.jp/exhibit/f4/#anc02
乗ったら、自分を作っている原子の数が表示される、という展示。
もうずいぶん前になりますが、2003年に企画・制作した「ナノって何ナノ ~身近な原子・分子の世界~」という企画展の際に、担当の小野学芸員と長谷川学芸員といっしょに考案した展示です。

毎朝、開館前に展示物を点検するのですが、最近の私の担当点検エリアが4階の前半。
ここに「原子体重計」があります。
点検なので、毎朝、乗って、ちゃんと動くかチェック。

このところ、日々、私を作っている原子の数が増えていたのですが、
先週に体調を崩してから、しばらくぶりに点検に行ったら、
「私の原子、減ってるわ」

ということで、
1番多い水素原子では、100000000000000000000000000個くらい減りました。

標準的な人体の組成データに、測定した体重を掛け算して表示しているので、
鉄分が不足ぎみ、とか、脂肪が多い、というようなことはわかりませんが、
自分も原子で作られていること、
自分を作っている原子がどれだけ多いか、
つまり、原子がどれだけ小さいか、
...そんなことをこの展示で感じてもらえたら嬉しいです。

みなさんも、ときどき量りにいらしてくださいね。

2017年8月1日火曜日

某民放局の収録がありました

某民放局さんが番組で「花火」を取り上げるということで、取材に来てくださいました。
まずは、説明してくださいということで、
こんなシーン、テレビでよく見ますよね。
自分がこんなことになるなんて...。
そして、花火の色や光を作っている化学を、実際に、実験を交えて紹介しました。
そのシーンの写真も載せたいところですが、放送の楽しみが減ってしまってはいけないので、今日のところは、写真無しということで...。

放送を見てくださった方々と、
「花火は化学なんですね」
ということを共有できたらうれしいです。
放送、ぜひご覧ください。
放送日時はまだ決まっていないので、決まり次第お知らせします。

「花火の化学」に興味を持ってくださった方は、私が書いたミニブック「花火の化学」が大阪市立科学館のミュージアムショップで(のみ)、100円で販売しています。
よかったら、花火のおともに1冊、いかがでしょうか。