2017年1月27日金曜日

2/9に「幼児期の科学教育」のお話しをします

2/9(木)の中之島科学研究所コロキウムは、
「科学館における幼児期の科学教育の実践的研究」と題して、私がお話しさせていただく予定です。
 http://www.sci-museum.jp/event/#pl359

いま、がんばって研究をまとめて、スライドを作っています!!
幼児の頃は、自由に遊ぶことが大切。
遊びながら、好き勝手に試したり、ときに考えたり、
・・・で、あら、なんとなくいつの間にか「かがく」の世界にこんにちは!だったという環境づくりを目指しています。

学術的背景に基づいて、科学館における幼児期の「かがくあそび」のプログラムを発信することが、こどもたちのさらに明るい将来をつくる!と信じて、がんばっています。
早く結果を出さないと。
だって、こどもはすぐに大きくなってしまいますもんね。

ご興味のある方、ぜひお越しください。
いっしょにこのテーマについて考えていただけると嬉しく思います。

「かがくあそび」:私のこの研究に協力してくださっている、小谷卓也先生(大阪大谷大学)がいつも使われていることばです。

2017年1月26日木曜日

"To create new culture of enjoying fireworks "

2017年4月に秋田県で開催される「第16回国際花火シンポジウム」。
 http://www.isfireworks.com/

発表させていただけることになりまして、発表論文集に掲載される論文を提出してきました。
今回は、
 Enjoying fireworks from chemical and educational point of view.
と題して、2000年から続けてきた私の「花火×化学」の活動を紹介させていただきます。

そして論文の最後は、
 "To create new culture of enjoying fireworks " is my policy and goal.
で締めてみました。
「花火を楽しむ新しい文化を創りたい」、これが、16年続く私の信念であり目標です。

一般の方も参加できるようです(参加費、ちょっと高いですケド…)
参加受け付けも始まっていますので、ご興味のある方、ぜひご覧ください。
 http://www.oomagari-hanabi.com/isfireworks_spring2017/isf_annai.pdf

2016年12月8日の「国際花火シンポジウム」のブログ
 http://takegawayukiko-blog.blogspot.jp/2016/12/blog-post.html

2017年1月17日火曜日

雪。水のいろいろな姿と名前

雪が降りました。

水(H2O)は、私たちにとても身近な物質で、
体の60%くらいは水と言われていますし、
水道をひねれば水が出るし、飲んだり、お風呂に入ったり。
そして、海や川、雨や雪など、いろいろなところに、いろいろな水(H2O)があります。

湯気と水蒸気のちがい、水と水蒸気の体積のちがいがおもしろくて、
作ったサイエンスショーが「水の科学、大実験!」(2009年,2014年)。
 http://www.sci-museum.jp/science/archive/ 

そして、そのときに調べてみた、いろいろな水(H2O)。
これがすべてではないと思いますが、本当に、いろいろな姿、いろいろな名前があることに感動します。

【液体のH2O】
水 water
水滴 a drop of water
湯 hot water
冷水 cold water
湯気 YUGE/white steam
雨 rain
雲 cloud
霧(きり) fog/mist
靄(もや) haze/mist/fog
露(つゆ) dew
結露 condensation
過冷却(水) supercooling water
温泉 a hot spring/a spa

【固体のH2O】
氷 ice
雪 snow
雹(ひょう) hail
霰(あられ) graupel / small hail
霙(みぞれ) sleet /rain and snow mixed
氷柱(つらら) icicle
氷河 glacier
霜(しも) frost
雲 cloud
ダイヤモンドダスト diamond dust
霜柱(しもばしら) needle ice/ frost columns
樹氷 coat of ice on trees
霧氷 soft rime

【気体のH2O】
水蒸気 steam/vapor
湿気 moisture
湿度 humidity

2017年1月13日金曜日

虫で染めるワークショップ参加者募集!

プラスチックを作る昆虫がいます。
ラックカイガラムシ。
これ(↑)は、3階で展示している拡大模型です。
この昆虫が作ったプラスチックは、チョコレートやガムのコーティングなど、私たちの身近な食べるものにも使われています。
・・・と説明すると、お客様はとってもびっくりされます。

ラックカイガラムシが、木の枝に集団で寄生して、分泌物を出して、ラックカイガラムシごとかたまった状態「スチックラック」がこちら(↑)。

このラックカイガラムシ、布を染める赤色の染料も出します。

さて!
3月5日に、この「スチックラック」を使って染めるワークショップ「虫で染める赤いフェルトコースター」を開催します。
こんな機会、めったにありません!
ぜひ、ご応募ください。
 http://www.sci-museum.jp/event/#pl358

この虫が作るプラスチック「シェラック」を解説した私の「学芸員の展示場ガイド」はこちらです。
学芸員の展示場ガイド「シェラック」

2017年1月12日木曜日

We are 科学デモンストレーターズ

1/8(日)と1/9(月・祝)は、科学デモンストレーターさんたちが大活躍でした。

科学デモンストレーターとは、サイエンスショーを演示するボランティアグループで、私たち学芸員による研修を1年間がんばって受講して、修了したみなさんです。
 http://www.sci-museum.jp/science/extra/

いまは20名が活動していて、私は、
2期生(2009年)から、産休に入る前の2012年度まで4年間、研修などを担当してきました。
今は、私は修了生20名の担任で、研修は小野学芸員が担当しています。

だから、デモンストレーターさんの活躍は、私にとっては涙が出るくらい嬉しいものなんです。

デモンストレーターさんの活躍の場はいろいろありますが、
今回は、「can doサイエンス」というイベントでの、実験ショーの演示。
 http://www.sci-museum.jp/event/?y=2017&m=1#pl352
こんなにたくさんのお客様の前でも、堂々と、もちろん楽しく、演示。


そして、1/9(月・祝)は、「we are 科学デモンストレーターズ」。
デモンストレーターが1日中、実験ショーを披露し続けました。
 http://www.sci-museum.jp/event/?y=2017&m=1#pl351

サイエンスショーは、演示が上手になるまで、もちろんたくさんの努力が必要ですが、とっても楽しいものです。
来年度の受講生の募集は、4月頃、ホームページでご案内しますので、気になる方はチェックしてください。

2017年1月7日土曜日

象牙のビリヤードボール

「天然プラスチック」のコーナーでは、100年ほど前の象牙製のビリヤードボールを展示しています。
先日、英語の解説を付け加えてきました。
象牙は、ご承知のように、動物保護の観点から、捕獲、輸出入、販売が世界的に厳しく規制されている素材ですよね。

でも、世界の人口が今よりもっと少なくて、
代わりになる人工素材もなかった頃は、
人間は、自然にあるものと上手にお付き合いしていました。

「プラスチック」のことを考えるとき、こうした天然素材の存在やライフスタイルの変遷を知ることで、見えてくることもあるのではないかなぁと思っています。

ということで、3階のプラスチックコーナーでは、プラスチックの歴史を、いろいろな素材や資料で紹介しています。
ぜひ、見にいらしてくださいね。

2017年1月5日木曜日

2017年

今年も、これまでと変わらず、太陽が昇ってきました。

あっという間に過ぎてしまう1年ですが、
コツコツ、きちんと、過ごしていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。